セサミンについて知りたい!

セサミンとは?

セサミンの特性

セサミンは、老化やガンの原因に繋がる活性酸素の働きを抑制する効果がある成分で、ポリフェノールの一種です。
ゴマに1%程度含まれているゴマリグナン類を構成する成分の一つで、ゴマリグナンの約50%が、セサミンによって構成されています。

セサミンは米や麦、ゴマ等に含まれている有効成分です。しかし、米や麦の場合は精米を行ってから料理に使うため、セサミンをはじめ様々な成分を失ってしまいます。
そのため、セサミンを一番摂取できる身近な食べ物はゴマですが、ゴマでも一粒の約0.5%~1.5%程度しか含まれておりません。
セサミンの一日の摂取量の目安は、約10ミリグラムです。これはゴマで考えると、一日に約3000粒もの量を食べる必要があります。

セサミンの効果

セサミンを含むゴマリグナンは抗酸化作用が強く、体の細胞の過剰な酸化を抑制する働きがあります。特に、脂質の酸化を抑える働きに優れている成分です。
酸化を抑えるだけでなく、ゴマグリナンにはコレステロールの低減や免疫力を高める働きもあります。
また、ゴマグリナンは植物性エストロゲンという女性ホルモンの一種であり、ホルモンへの作用によって更年期障害などを防ぐ効果にも期待できます。

実は、セサミンそのものには抗酸化作用がないといわれています。しかしセサミンは、門脈という血管から肝臓にまで到達することで、そこで優れた抗酸化成分に変わるという特性があるのです。

老化やガンの原因になる活性酸素は、80%が肝臓で発生します。そのため、抗酸化物質によっては肝臓に到達する前に消化や吸収されてしまい、肝臓にたどり着くことすらできないものもあります。
特に、抗酸化作用のある物質は水溶性が多く、血液に溶けて血中の活性酸素の減少してくれるのですが、肝臓まで行き届かないものが多いです。
しかしセサミンは脂溶性であるため、肝臓までたどり着くことができ、抗酸化物質に変身して肝臓で発生する多くの活性酸素を除去することができます。
この働きによって、血液中の余分な悪玉コレステロールの生成を抑制することができるため、心筋梗塞や動脈硬化を予防する効果にも期待できます。

その他に、セサミンはアルコールの解毒や脂肪燃焼の促進、さらに血圧を下げて高血圧を改善させる効果もあります。このように、セサミンは体内で抗酸化物質に変身することでパワフルに活動し、健康維持や美容に大きく貢献してくれる頼もしい成分です。

(参考)
セサミンマニュアル セサミンとは?
http://chopssteakhouses.com/i.html

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