セサミンについて知りたい!

セサミンとあわせて摂りたい栄養素(DHA(ドコサヘキサエン酸))

セサミンとDHAをあわせて摂ると良い理由とは

セサミンがDHAを酸化から守ってくれる

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、体内で合成できない必須脂肪酸で、脳や神経組織の機能を高めるためには欠かせない成分です。
このDHAは、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)からつくられており、EPAと同様に酸化しやすいという特徴があります。
DHAが酸化してダメージを受けてしまった場合、本来の力を発揮できなくなるため、記憶力の向上といったDHAの効果を得ることが難しくなってしまうのです。

しかし、人の体はストレスや紫外線、乱れた生活習慣によってDHAを酸化させる活性酸素が大量に発生してしまいます。
忙しい現代人は、この活性酸素の大量発生を完全に防ぐことは難しいでしょう。
ですから、過剰に発生した活性酸素を除去することが大切です。

そんな活性酸素の除去に役立つ成分が、ゴマに含まれているセサミンなのです。
セサミンは、摂取すると肝臓に血液を運ぶ門脈で吸収され、肝臓にたどり着いた後に強い抗酸化力を持つ成分に変身します。
そして、DHAといった成分や体の細胞を酸化させる活性酸素を除去してくれるのです。

実際、セサミンのサプリメントを販売している有名メーカーが2003年に行った実験によると、DHAにセサミンがある場合はDHA量はほとんど減少しませんでした。
しかし、セサミンがない場合では、DHA量が約30%も減少してしまったことがわかりました。

このように、セサミンのような抗酸化成分は、貴重な必須脂肪酸であるDHAの力を保つためには、なくてはならない存在なのです。

記憶力や判断力が高まる

DHAは、脳を構成する約140億個の脳細胞の膜に存在し、特に学習や記憶に大きく関わる海馬に多くあります。
DHAには脳を活性化させる働きがあるため、海馬のDHA量が記憶力や判断力に影響を与えています。

また、DHAは脳内に入ることができる貴重な成分であり、ドーパミンといった神経伝達物質の量を増やして、情報伝達の能力を高める働きがあります。
さらに、アルツハイマー認知症によって萎縮した脳の神経細胞を修復し、他の神経細胞の働きもサポートしてくれるのです。

このように、DHAは脳に働きかけることができる貴重な成分であるため、抗酸化力の強いセサミンを一緒に摂取して酸化からDHAを守り、DHA量を減らさないことが大切です。

相乗効果によって血液がサラサラになる

DHAとセサミンが共通している効果が、血液をサラサラにする効果です。
実は、DHAには血管壁の細胞膜と赤血球の細胞膜を柔らかくする働きがあるため、摂取することで血流が改善されて血液がサラサラになります。
また、セサミンのように中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やす働きもあります。

セサミンの場合は、抗酸化作用によって肝臓の機能を高め、悪玉コレステロールと中性脂肪を減らしてくれます。
ですから、セサミンとDHAをあわせて摂ることで、相乗効果によって血液をよりサラサラにすることができるのです。
その結果、動脈硬化や高血圧の予防にも導かれるのです。

視力を回復する

DHAは、目の網膜にも多く含まれています。その量は、目の網膜に含まれる脂肪酸の約40%を占めています。
また、DHAによって脳の働きが高まることで、視力の低下の抑制に繋がるのです。さらに、DHAには動体視力や近視を改善する効果もあります。

このように、DHAは脳だけでなく目にも関わる重要な栄養素です。ですから、なるべく積極的に摂取することが望ましいです。
DHAを摂取する際は、抗酸化力の強いセサミンといった成分と一緒に摂取しましょう。

DHAとセサミンを摂取するときのポイント

DHAを青魚から摂取する場合、焼き魚や煮物にしてしまうとDHAが約20%も減少してしまいます。
また、揚げ物にしてしまうと、なんと約50%も減少してしまうのです。
このため、青魚からDHAをしっかりと摂るには、刺身など生の状態で食べると良いでしょう。

魚が苦手な方は、エゴマ油やアマニ油などから摂取することをお勧めします。
これらに多く含まれているα-リノレン酸の一部は、体内でDHAに変換されるので、魚が苦手な方でも無理なく摂取することができます。

そして、青魚やエゴマ油から摂取したDHAを酸化から守るためにゴマも一緒に食べましょう。
ゴマは一粒一粒が硬い殻に覆われているため、炒りゴマやゴマペーストにすると吸収率が高まります。

毎日忙しくてゆっくり食事がとれない方は、セサミンとDHAが一緒に配合されているサプリメントがお勧めです。
サプリメントなら、一粒一粒に成分が十分に含まれており、また臭いも気にならないため、毎日無理なく続けることができます。

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