セサミンについて知りたい!

セサミンの副作用(腹痛)

セサミンと腹痛の因果関係

ゴマの消化不良による腹痛

セサミンは、ゴマにしか含まれていない有効成分です。
このセサミンを摂取する方法によっては、腹痛を引き起こす恐れがあります。

セサミンをゴマから摂取する場合、ゴマは一粒一粒が硬い殻に覆われているため、そのままの状態で大量に食べてしまうと、消化不良を起こして腹痛に繋がってしまいます。
また、ゴマは硬い殻に覆われているため、中に含まれているセサミンを十分に吸収することができません。
さらに、セサミンは一粒あたりにわずか1%程度しか含まれていないので、効果を実感するためには沢山のゴマを食べなくてはなりません。

このように、ゴマからセサミンを摂取する際に、そのままの状態だと消化不良を起こしやすく、セサミンを十分に吸収することができません。
ですので、ゴマからセサミンを摂取するときはよく噛んで食べるか、擦りゴマやゴマペーストを食べるようにしましょう。

ゴマに含まれている成分による腹痛

ゴマを擦りゴマやゴマペーストの状態にしたとしても、それを沢山食べてしまうとゴマに含まれている成分によって腹痛を起こす可能性があります。

脂質

ゴマにはタンパク質やアミノ酸など様々な成分が含まれていますが、そのうちの約50%は脂質が占めています。

炒りゴマの場合、100gあたりに含まれている脂質の量は、約54.2gです。
30~49歳の女性の脂質の摂取目安量(一日)は、約55gですので、ゴマを100g程度食べると一日の脂質の摂取量をほぼ満たしてしまいます。
これ以上ゴマを食べてしまうと、脂質を摂り過ぎてしまい下痢といった腹痛の原因に繋がります。

食物繊維

ゴマには、脂質だけでなく食物繊維も多く含まれています。
炒りゴマ100gあたりに含まれている食物繊維の量は、約12.6gです。食物繊維の摂取目安量(一日)は約18gですので、炒りゴマを100g食べることで摂取目安量の約3分の2程度を占めています。

また、ゴマに含まれている不溶性食物繊維は、水に溶けにくいという性質があり、体内で水を含んで膨らみ腸を刺激します。
このため、食物繊維を過剰に摂取してしまうとその分腸への刺激が増えるため、下痢といった腹痛を起こしやすくなるのです。

マグネシウム

さらに、炒りゴマ100gあたりにはマグネシウムが360mg含まれています。
このマグネシウムは下剤にも使われている成分で、推奨量は290mg程度です。ですから、ゴマを大量に食べるとマグネシウムも摂り過ぎてしまい、下痢といった腹痛の原因となってしまいます。

このように、ゴマを沢山食べてしまうと、ゴマに含まれている成分によって腹痛が起こってしまう可能性があります。
セサミンをゴマから摂取する場合は、ゴマの一日の摂取目安量である30g(大さじ4杯)よりも多く食べないように注意することが大切です。

セサミンのサプリメントに含まれる成分による腹痛

セサミンのサプリメントには、乳糖や添加物が含まれているものが存在します。
この乳糖や添加物が原因となって、下痢などの腹痛が起こる可能性があります。

乳糖

乳糖とは、母乳に含まれている成分で「ラクトース」とも呼ばれています。この乳糖は、乳酸菌を増やして腸の活動を活発にする働きがあります。
サプリメントでは、主に製造時に形作りをしやすくするためのつなぎとして使用されています。

しかし、「乳糖不耐症」という病気を持つ人の場合、この乳糖を分解する酵素が十分に作られないため、乳糖を消化できずに下痢といった腹痛を引き起こします。
日本人の場合は、乳製品を食べる機会が欧米と比べると少ないため、この乳糖不耐症を持つ人が多いです。

乳糖は、安価なサプリメントに使われている傾向があります。ですので、サプリメントを購入する際は、成分表をよく確認することが大切です。
サプリメントによっては、乳糖の代わりに結晶セルロースという食物繊維が使われているものがあるので、なるべくそういったものを選ぶと良いでしょう。

添加物

サプリメントに含まれている添加物(防腐剤や合成着色料など)は、腸にとって負担になるため、これらが含まれているサプリメントを摂取すると下痢を起こす可能性があります。
また、サプリメントのカプセルに使われるセルロースという成分によって、下痢を起こす人もいます。

このため、セサミンのサプリメントを選ぶときは、サプリメントに記載されている成分表をよく確認して、あまり添加物が含まれていないものを選びましょう。

(参考)
セサミンの効果・効能と副作用について
http://www.texas-golfing-packages.com/koukatohukusayou.html

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